ポーランド白ガチョウ飼育者寄金

ポー ランド白ガチョウ飼育者寄金は、クヤヴァ・ポモジェ県の農村地帯におけるガチョウ飼育の支援と振興を目的に生まれました。この目的を、地域社会に飼育小屋 の周囲におけるガチョウの飼育に関する教育を行うことによって、達成しています。こうした飼育は、農村部の小規模家族農場で行われ、その特徴は環境に優し い条件と健康で自然な飼料にあります。本寄金は、雛の獲得を援助するだけでなく、すでに成長したガチョウの製品、すなわちその肉と羽毛の購入を行っていま す。それを通して、農村部の人々の生活向上に寄与しているのです。

寄金を設立したのは、ガチョウ飼育、肉生産、羽毛販売に長年の経験を有する人々です。本寄金は、国立畜産学研究所（在コウダ・ヴィェルカ）、並びに百以上のガチョウ農場と共同で事業を展開しています。基金が主催する研修には、のべ1200名以上が参加しました。研修・助言・研究開発プロジェクトを通してのノウハウの伝達は、本寄金の最重要課題です。商業活動の一部としては、ガチョウの羽毛の輸入・供給業者、羽毛を詰めた布団・衣服製品生産者と協働しています。

財団の主たる活動目的は、自然に則したグースの飼育法を促進し、その羽毛を使った製品を広めることです。適切な飼育により健康的で高品質のグース食肉と脂肪を得ることができ、また世界最高の柔らかい羽毛を持つホワイトグースから、すばらしい羽毛製品が出来上がるのです。

財団は、100羽 を超えないグースが自由にえさをついばむような自然の環境で飼育されるよう、グース飼育業者を指導しています。また飼育法についての様々な研修や講習のほ か、業者が良種のグースを獲得するための援助もしています。業者は雛を無料で受け取り、グースが成長後、食肉利用に屠殺したのち、財団とは羽毛やグース食 肉のかたちで清算します。財団に届いた食肉は、グース食肉促進の目的で使用される一方、羽毛を販売し、これが新たに雛を購入するための財源となります。

財団は、コウダ・ヴィエルカにあり53年来グース飼育の分野に長い経験を持つ、国立動物科学研究所と非常に親密な協力関係にあり、共同で、グースの食肉・脂肪、そして羽毛が高品質でしかも健康的であることを目指した 学術的な調査研究を行っています。

財団はドイツや日本のダウン・羽毛を扱う専門業者と提携しています。財団の使命は、これらのすばらしく健康的で高品質の製品をさらに広い消費者にお届けしていくことです。ポーランド・ホワイトグース羽毛製品は、私たちが誇りを持ってお届けできる、エコロジックな最高品質製品なのです。

財団はポーランド国内のみならず、ドイツや日本のダウン・羽毛メーカー、寝具や衣類、登山用品メーカー、輸入業者、販売代理店との協力を進めています。

また、世界の寝具市場の中でも最も要求が厳しいとされる日本の市場で、ポーランドのグース羽毛は50年近くにわたりもっとも高く評価され続けています。

ポーランドグースの羽毛が他の製品から抜きんでて高い評価を得る理由は、

- 見た目の美しさ－純白の羽毛にはグレーの影が一切ありません。  

- ポーランドグースのダウンボールは非常に大きく、弾力性に富みます。弾力性が高いほど、軽量にして保温性も高い製品を作ることができます。 

-体温を維持する高い保温性だけでなく、同時に湿気を外部に送りだす呼吸のような効果を持っています。

上記に挙げたポーランド・グース羽毛製品の性格は、これまで長きにわたり日本のお客様に高く評価されてきました。

このような高品質の秘密は、ポーランドのグースが育てられる下記の環境にその源を見い出すことができます。

- グースはカラスムギや雑草を主とする自然の餌で育ちます。

- ポーランドのグースは自由に野原を走れる環境で育ちます 。

- 屠殺後のグース羽毛の処理方法、洗浄方法は、研究を重ね改善されています。

- 選び抜かれた遺伝子を持つグースです 。

-ポーランド・グース飼育は中世にまでさかのぼることができる長い伝統を持ち、ポーランドのグース飼育者は自然の中ではぐくんできたグース飼育に対する熱い情熱を持っています。